Intervals.icuでeFTPとTTEを確認する方法です。
Intervals.icu関連の記事はこちらにまとめてあります
eFTPはIntervals.icuによるFTPの推定値です。実測した1時間の平均パワーや、有酸素能力の限界を直接測った値とは区別します。推定に使われる努力時間の設定と対象期間をそろえ、画面の表示や自分の走行データを確認しましょう。TTEはその推定パワーの持続時間を考えるためのモデル上の目安です。
| 指標 | 意味 |
|---|---|
| eFTP | 走行のパワーデータから計算するFTPの推定値 |
| TTE | eFTPを維持できる時間(Time To Exhaustion) |
| FTP | 持続できる出力の目安。テスト方法によって推定値も変わる |
eFTP、TTEとは
この記事のeFTPは「推定されたFTP」を指します。開発者david氏は公式フォーラムで、設定した最小時間以上の単一の最大努力からモデルを選び、推定する仕組みを説明しています。長い努力時間のデータのほうが良い推定につながる場合があるとも説明されています。実測値や、全員がちょうど1時間維持できる出力と同一視しないようにしましょう。
同じeFTP表記でも、ライドごとの値とPowerページで指定期間から見る値を比べるときは、対象を確認してください。開発者は、活動側で推移するeFTPには減衰があり、Powerページでは指定期間の減衰なしの値を見られると説明しています。
根拠:公式フォーラムの開発者による推定方法の説明、開発者による努力時間と推定についての説明。2026年11月1日確認。以下の操作画像は記事作成当時の画面です。
eFTPとTTEの確認方法

↑メニューのPowerを開きます。

↑下にスクロールすると時間毎のパワー一覧があります。
ここの「TTE」の欄にある数字をタップします。

↑TTEとeFTPが確認できます。
この場合は269WがeFTPでそれを維持できる時間(TTE)が20分という事になります。
42daysやAll timeなど時期によってeFTPとTTEが異なります。
表示期間を確認し、同じ長さの期間で比べてみましょう。ここでの42daysは記事作成時の表示例で、常にこの期間だけが正しいという意味ではありません。
eFTPとFTP(FTPテスト)の違い
eFTPはふだんの走行データから自動で推定される値、FTPはテストで測る値です。どちらが正しいというより、eFTPは日々の目安、FTPテストは定期的な確認と使い分けると便利です。
| 項目 | eFTP | FTPテスト |
|---|---|---|
| 測り方 | 過去42日などの走行データから自動推定 | 20分テストやランプテストで全力走 |
| 手間 | なし(走るだけ) | テストの日を作る必要あり |
| ずれ | 全力走が少ないと低めに出る | その日の調子に左右される |
20分テストなら20分平均パワーの約95%、ランプテストなら最高1分パワーの約75%がFTPの目安です。手元の数値からFTPやパワーウェイトレシオを計算したいときはFTP計算ツールが使えます。
eFTPが低く出る・高く出る理由
低く出るのは、直近にFTP付近や全力で走った区間が少ないときです。ゾーン2中心の時期や、オフシーズン明けはeFTPが下がって見えますが、実力が落ちたとは限りません。
高く出るのは、短時間の全力(数分のスプリントやVO2maxインターバル)が多く、それを長い時間に当てはめて推定しているときです。この場合はTTEが短めに出ることが多いので、eFTPとTTEをセットで見ると実態に近づきます。
パワーメーターやスマートトレーナーの誤差でもeFTPは変わります。複数の機材を使っている方はスマトレ・パワーメーターの誤差も参考にしてください。
eFTPとTTEを上げるには
eFTPを上げるにはSST(FTPの88〜94%)やFTP付近のインターバル、TTEを延ばすにはFTP付近で走る時間を少しずつ長くしていく練習が定番です。実際にやってみた練習はTTEを延ばす練やFTP向上にSSTが役立つかにまとめています。
eFTP・TTEのよくある質問
Q. eFTPをそのままFTPに設定していい?
eFTPは設定や元の走行データで変わる推定値です。自動でそのまま採用せず、同じ方法で実施したテストや実際のワークアウトの記録と比較してください。数値を上げるためだけの無理な全力走は勧めません。
Q. 1回のライドごとのeFTPは見られる?
見られます。ライドごとのeFTPの見方はIntervals.icuで「ライドのeFTP」をチェックで紹介しています。
Q. GarminやStravaの推定FTPとは違う?
どれも走行データからFTPを推定する仕組みですが、計算方法が違うので数値は少しずつずれます。GarminのFTP自動算出やStravaの推定FTPの推移も比べてみてください。
Intervals.icuの基本的な使い方はIntervals.icuの使い方にまとめています。
PR eFTPとTTEはパワーデータから計算されるので、パワーメーターが必要です。自分はペダル型のGarmin Rally RS200を使っています。同じペダル型ならFavero Assioma DUOも定番です。



