Zwiftを快適にやりたいのでTacx NEO2 SmartをWiggleで買いました。
お決まりのインプレッションを書きましたのでこれから購入検討されている方は参考にしてみてください。
Tacx NEO2 Smartを買った理由
Tacx NEO2 Smartを買った一番の理由は「振動と騒音」の対策です。
負荷付きの3本ローラーでZwiftデビューしたのですがZwiftのレースではかなり高い出力を出す事があり3本ローラーではうるさすぎました。後でも書いていますがとても静かで快適になりました。
Zwiftではパワー・速度・ケイデンスセンサーなどが必要になるのですがTacx NEO2 Smartに内蔵されているのでパワーメーターが付いてない自転車でも使えます。
奥さんもたまに使う事を想定しており、奥さんの自転車にはパワーメーターが付いていませんがこれのおかげで使用することができます。
また普段あまり使っていない自転車をローラー専用の自転車にすることも可能です。
お約束の開封の儀
箱
箱を開けると付属品が入っています。付属品を取り出すと本体が折りたたまれて入っていました。
本体とスカイライナー(前輪の台座)
本体とスカイライナー(前輪の台座)です。
脚を広げるとこんな感じになります。
スプロケットは付属していないので自分の自転車に合ったスプロケットを別途用意しておく必要があります。
また、スプロケットを取り付ける工具とスプロケットに塗るグリスも必要です。
付属品
付属品は説明書、クイックレリース、スペーサー類、142mm×12mm & 148mm×12mm用のスルーアクセルアダプタ、ACアダプタと電源コードです。
電源プラグは日本向けのプラグが初めから付いてるよ!
電源プラグですが↑この3つが入っていました。
左が日本向けの電源プラグです。
真ん中は英国式のBFタイプという電源プラグです。
右は二股なのでおそらくBかCかSEタイプのどれかだと思うのですがちょっと不明です。
Tack NEO2の旧モデルであるTack NEOには英国式のBFタイプしか同梱されておらず日本で使うための変換プラグが必要との情報でしたがTack NEO2なら変換プラグは不要のようですね。
Tacx NEO2 Smartのセットアップ
基本的にセットアップはスプロケットを取り付けて脚を広げるだけです。
一般的なクイックレリースのタイプでエンド幅が130mm、11速の自転車であればスプロケットをそのまま取り付けるだけでOKです。
エンド幅が135mmの場合はスペーサーが付いているのでスプロケットの反対側に付け足します。
10速のスプロケットを使う場合もスペーサーが付いているので本体とスプロケットの間に入れてスプロケットを取り付けます。
ディスクブレーキなどで使われているスルーアクスルの場合はスルーアクスル用のシャフトとアダプタ類が付いているのでそれを使います。
Tacx NEO2 Smartのインプレッション
かなり静か!振動と騒音がかなり小さい、けど無音ではない(当たり前)
「これまでで最も静かなインドアトレーナー」という謳い文句通りかなり静かです。
ここまで静かだと3本ローラーでは気にならなかったチェーンの擦れる音やシフトチェンジの音が目立ちます。
当然ローラー以外の音が目立つだけで静かなのには変わりませんが音は出ているので気になるかどうかはその人次第だとは思います。ですが、隣の部屋まで響いてうるさいという事は無いと思います。
ペダルを回すとモーターの音は小さいながらウィーンと聞こえます。でも鈍く低音で鳴るので耳障りな感じはしないです。
負荷が上がっていけばモーター音も大きくなっていきますが300Wくらいまでならあまり音の大きさは変わらない気がします。
Zwiftでゴールスプリントの時はかなりもがくのでこの時はさすがに少し音が大きくなりますがそれでも3本ローラーやタイヤ式のローラーに比べると全然静かなほうだと思います。
静かだとしても耳障りが悪ければNG
最新のダイレクトドライブの静音を謳っているローラーでは音の大きさはどれも同じくらい静かでしょう。
ただし、静かでも聞こえてくる音の周波数などによっては「静かでもうるさい」という場合があります。「耳障りが悪い」というやつですね。
購入時にWahoo Kickerと比較検討したのですがYouTubeの動画で聞く限りだとTacx NEO2のほうが音の種類としては低音で耳障りが良いと感じたため決定しました。
Kickerは少し甲高い音に聞こえたので耳障りな感じが自分はしました。
この辺は好みの問題もありそうですね。
負荷のかかり方が自然で自動負荷はZwiftのレースがとてもリアル!
負荷のかかり方はかなり自然で実走感があります。タイヤをこすりつけるタイプの固定ローラーみたいな不自然さはないのでとても快適に感じます。
ただし、実走感で言うと3本ローラーに軍配が上がると思います。でも3本ローラーに匹敵するぐらいの実走感はあります。
Zwiftと組み合わせると自動負荷の機能を堪能できますがZwift内のコースの斜度に合わせて最大25%まで負荷を再現してくれます(してくれやがります笑)。
レース中に20%くらいの坂が出てきたのですがインナーローにしてダンシングしないと止まりそうでした笑
自動負荷はZwift側の設定で「再現度」をオフ~最大まで設定できるので自動負荷がキツすぎたら調整すればOKです。
振動機能で臨場感アリ、でもオフでもいいかも
Zwiftなどのコース上で石畳や舗装されていない道路を走るとモーターの動きでペダルに振動を伝えてくれます。
本体が振動するわけではないので音が大きくなったり床が振動するという心配はありません。
自分は必死でペダリングしている時は振動機能が鬱陶しいのでオフにしましたが好みの問題かなと思います。
見た目より頑丈でダンシングも安定してできる!
形状的に脚がすぐ折れてしまいそうに見えますが実物はとてもしっかりしています。プラスチックのような樹脂に覆われていますが内部は金属の頑丈な構造でしょう。
なので重量は21.5kgとかなり重いです。
この重量に加えて脚が八の字に広めに開くためダンシングをしてもかなり安定しています。
以前持っていたEliteのVolanoというローラーはダンシングすると横に倒れる事がありました。
Tacx NEO2は思いっきりダンシングしても大丈夫です。本体の脚が少し左右に揺れるようにできているのでバイクを左右に振っても割と自然です。
シッティングで体重をかけて少し左右に振りながらペダリングする感じもやりやすいです。
スプリントする時は下ハン持ってダンシングで思いっきりもがいています。
あとは耐久性がどうかな?というところですがこればかりは使ってみないと分からないのでいずれ書こうかなと思います。
自己発電で電源不要(外部電源も使える)
ペダルを少しでも回すと自己発電して使えますがペダルを止めると空転せず一気に電源オフになります。
自己発電でも負荷はちゃんとかかりほとんどの機能がちゃんと使えますが、Zwiftなどで下り坂の時にペダルが軽くなる機能(下りアシスト)がオフになるようです。
電源が付いているので電源は使っておいたほうがいいんじゃないかな?と思います。
見た目や電飾が無駄にかっこいい!
電源ONの時に本体の下部がネオンカラーに光るのですが、近未来的なフォルムと合わせて無駄にかっこいいです!
まあローラーしている時はほとんど見ませんけどw
パワーメーターの誤差
本体のパワーメーターの値と自転車に付けているパイオニアのパワーメーターではほとんど誤差がない感じがします。ちゃんと計測したわけではないのでまた近いうちにローラーのパワーとパワーメーターのパワーを同時に測ってみて誤差を検証してみようと思います。
後日、Tack Neo2 Smartとパイオニアパワーメーターとの誤差を計測してみました
Tacx Neo2 Smartのパワーとパイオニアのパワーメーターとの誤差はどれくらい?計測してみた!スリップ問題について
低速高負荷時・スプリント時に「脚が抜ける・スリップする」という報告があるそうですが自分の場合は特に遭遇していません。
しいていえばこれかな?というのが「ペダルを完全に止めている状態からペダリングする時にモーターが動きだす時にガクッとなる」感じがします。
「低速高負荷」や「スプリント」の時に「脚が抜けてスリップする」といった現象は起きていません。ペダリングしだしたら脚を止めるまで全く問題なく使えます。
こちらについては耐久性とも合わせてしばらく使ってまた報告したいと思います。
Wiggle(海外通販)での購入について
6万円も安く買える
2019年11月12日現在の情報ですが海外通販のWiggleで定価175,000円が113,999円で買えます。なんと34%オフの約6万円も安く買えてしまいます。
自分が買った日は2019年10月21日でその時は販売価格が122,500円でしたので52,500円の値引きでしたがそれでも安いですね。
送料、消費税、関税について
配送方法は「大型商品配送」しか選択できず送料は6,843円でした。
消費税も別途かかります。
配送を受け取る時に支払います。
詳しくは割愛しますが今回の場合は消費税が7,200円でした。
商品代金+送料+消費税で136,543円ですね。
なんだかんだプラスされましたがそれでも安いです。
ちなみにAmazonだと込み込みで183,332円だったので比較すると46,789円も安い事になりますね。
注文してから届くまでは約2~3週間(今回は18日間)
今回、注文してから自宅へ到着するまでの日数や経緯を参考に記しておきます。
ちなみに到着予定日は2019年10月30日、届いたのは11月8日。
注文から18日間でした。
到着予定日より少し遅いですね。
ただ、こういう事は海外からの発送だとよくあるみたいです。
- 2019年10月21日:注文
- 2019年10月22日:発送手続き
- 2019年10月23日:オランダの交換局に到着
- 2019年11月5日:到着予定日を過ぎてもオランダのままだったのでカスタマーサポートへ連絡
- 2019年11月7日:大阪の交換局に到着
- 2019年11月8日:自宅へ到着
カスタマーサポートへの問い合わせは日本語でOKで日本人スタッフが日本語で対応してくれる
到着予定日が2019年10月30日でしたが予定日を過ぎてもオランダの交換局から配送ステータスが進まなかったので11月5日にカスタマーサポートへ問い合わせをしてみました。
問い合わせは「マイアカウント」ページの「最近の注文」に表示されている注文履歴の「注文を表示」をクリックして表示される注文の詳細ページにある「この注文について問い合わせる」から問い合わせができます。
カテゴリは「配送と追跡」、種類は「注文の追跡」にしました。
問い合わせた内容は以下のように日本語で送りました。
お世話になります。
到着予定日が10月30日とのことですが配送状況はどうなっていますでしょうか?
お手数ですがご回答よろしくお願いします。
すると問い合わせたその日にちゃんと日本人のスタッフから日本語で配送状況について調べてくれるとの回答がありました。
回答を待っていると11月7日に配送ステータスが大阪に到着となっていてカスタマーサポートからも配送ステータスが更新されましたとの旨のメールが届きました。
カスタマーサポートの対応が日本人かつ日本語でレスポンスも早いので安心感がありますね。
Tacx NEO2 Smartのスペック・仕様
最後にTacx NEO2 Smartのスペックと仕様を記載しておきます。公式の引用ですが。
- 駆動方式:ダイレクトドライブ
- 電源:必要(自家発電も可)
- 負荷装置:モーターブレーキ
- キャリブレーション:不要
- 最大トルク:85Nm
- 最大ブレーキ力:250N
- 最大出力:2200ワット
- 再現斜度:25%
- フライホイール:仮想
- フライホイール効果:125kgまで可変(電子制御)
- サイズ:575mm×750mm×550mm
- 重量:21.5kg
- 通信規格:ANT+ FE-C / Bluetooth Smart open
- パワー計測精度:1%未満の誤差
- 付属品:スカイライナー、クイックレリース、142mm×12mm & 148mm×12mm用スルーアクセルアダプタ ※スプロケットは付属しません。
- Shimano/SRAM 8s 9s 10s 11sに対応
※Campagnoloスプロケットを使用する場合、別売りの専用フリーボディを購入する必要があります。
公式より引用
他にもWahoo KICKR COREのインプレッション記事も書いていますのでこちらも参考にしてみてください。
Wahoo KICKR CORE スマートトレーナーのインプレッション