ディスクホイールカバーとは?自転車・ロードバイク用の効果とデメリット

ロードバイクの【ホイールカバー】って?種類や使用目的を解説します!

街中を走るロードバイクで後輪にカバーが付いているものを見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。

よくプロのロードレーサーでTTを走る時などに、あのようなホイールが使われていることがありますが、一般ユーザーにとってどのような効果があるのでしょうか。

今回はそんなロードバイクホイールのカバーについて種類や使用目的を詳しく解説していきます。

この記事の結論
  • ディスクホイールカバーは、普通のスポークホイール(主に後輪・700C)に被せてディスクホイール風にするカバー。
  • 空力効果はディスクホイールほどではなく、横風に弱く重くなるのがデメリット。
  • 実際の用途は痛チャリなどのデザイン用がメイン。買うならホイールサイズ(700C/26インチ等)とブレーキ・ハブの対応を必ず確認。

1.ロードバイクのホイールカバーとは?

まずは、ロードバイクのホイールカバーについて詳しく見ていきましょう。

ホイールカバーの主な用途としては、後輪に取り付けることでホイールにかかる空気抵抗を軽減し、高速域での走行を可能にするためのアイテムです。

よくTTなどでディスクホイールと呼ばれるものが使用されますが、ホイールカバーは一般的なホイールに取り付けることで、ディスクホイールのようにして使うものと言えるでしょう。

確かに、ディスクホイールは相当高価な商品でもあるため、ホイールカバーでリーズナブルに代用するのは効果的ですね。

ディスクホイールカバーとディスクホイールの違い

項目ディスクホイールカバーディスクホイール
価格数千円〜2万円前後20万円以上が中心
重量ホイール+カバー分だけ重くなる専用設計で比較的軽い
空力スポークの乱流は減るが効果は限定的TTで明確な効果
横風煽られやすい煽られやすい(同様)
主な用途痛チャリ・デザイン・お試しTT・トライアスロン

2.ホイールカバーの種類

ホイールカバーの種類や使われ方としては主に以下の3つが挙げられます。

  • TTなどで空気抵抗を軽減するタイプ
  • キャラクターや柄などでデザインするタイプ
  • 高級ホイールなどを保管するタイプ

ホイールカバーの種類について詳しく把握していきましょう。

①TTなどで空気抵抗を軽減するタイプ

ホイールカバーをロードバイクホイールに取り付けることで、走行時にスポークにかかる空気抵抗を軽減し、高速域での走行をより楽にすることができます。

TTなどの高速域での走行においては空気抵抗が大きくなるため、それを少しでも減らすためにホイールカバーが使用されます。

ディスクホイールを購入するのだと何十万円と費用がかかってしまいますが、ホイールカバーであれば、今使っているホイールはそのままで済みますし、リーズナブルに手に入るのも魅力です。

②キャラクターや柄などでデザインするタイプ

ホイールカバーには空気抵抗を軽減する以外の使い道も存在します。

その1つに「キャラクターや柄などをデザインして、自分の自転車をアピールする」というものが挙げられます。

よく後輪にアニメなどのキャラクターが描かれた、いわゆる「痛チャリ」と呼ばれるものを見かけたこともあるのではないでしょうか。

ホイールカバーを後輪に取り付け、その上からペイントをしたり、ステッカーを貼ったりすることで自由に自転車をデザインすることができます。

こちらは機能性よりも見た目を重視した使い方と言えるでしょう。

③高級ホイールなどを保管するタイプ

こちらは上記2つであげたホイールカバーとはまた別の商品です。このホイールカバーは走行時に使用するものではなく、保管時に使用するアイテムとなっています。

ロードバイクを部屋などで保管する際に、ホイールを収納することで埃をかぶったり、何かにぶつけて傷がついたりするのを防止することができます。

高級なカーボンホイールなどを使っている方は保管する際もホイールカバーを使って良い状態をキープするようにしてみましょう。

また、長期間ロードバイクに乗らないという方にも、保管アイテムとしてホイールカバーはおすすめです。

3.ホイールカバーを使うメリット・デメリット

ホイールカバーを使うメリットとデメリットについて解説していきます。

メリット・デメリットの両方を把握した上で実際に使ってみてください。

①メリット

ホイールカバーを使うメリットとしては以下の3点が挙げられます。

  • ホイールの空気抵抗を軽減できる
  • 自分好みのデザインに仕上げることができる
  • 安くディスクホイール化できる

ホイールカバーを使ってスポーク部分を覆えば、回転時の空気抵抗を無くすことができるため、高速域での空気抵抗を軽減し、より速く走ることができると考えられます。

もちろんそれをする意味があるほど、速く走るライダーは多くないと思いますが、TTをやっている方やトライアスロンでTTバイクを使っている方などに需要はあると考えられます。

ディスクホイールを購入するよりもリーズナブルに運用できるのも魅力ですね。

そして、機能面よりも強調されるメリットとして、デザイン性が挙げられます。

ホイールカバーの上にペイントをしたり、ステッカーを貼ったりすることで、自分好みのデザインに自転車を仕上げることができます。

ファッション感覚で自転車を楽しむのであれば、魅力的なアイテムの1つとなるでしょう。

②デメリット

ホイールカバーを使うデメリットとしては以下の3点が挙げられます。

  • 横風に煽られやすくなる
  • 重量はかなり重くなる
  • 機能的なメリットは正直薄い

まず後輪全体を覆うような形状になっているため、前方向からの空気抵抗は軽減できますが、横方向の空気抵抗は大幅に増大します。

横からの風をもろに受ける形になるため、横風に煽られてバランスを崩してしまう恐れもあるでしょう。

転倒の危険もありますし、車道を走行していると自動車との事故のリスクも高まってしまいます。

ホイールカバーを装着したロードバイクを使っている方は、風が強い日の走行は控えるようにしてください。

さらに、ロードバイクに新たなアイテムを取り付ける形になるため重量はどうしても増してしまいます。

軽量性にこだわる方にとってはまず不要なアイテムと言えるでしょう。

また、ディスクホイールと比べるとやはり後付けで使用するホイールカバーの機能性はそこまで高いとは言えず、メリットよりもデメリットが目立ってしまう可能性が高いです。

そのため、ホイールカバーを使うのは痛チャリを作る時だけに絞った方がいいでしょう。

ホイールカバーの選び方(自転車・ロードバイク共通)

ホイールカバーを買う前に、次の4点を確認しておくと「付かなかった」という失敗を防げます。

  • ホイールサイズ:ロードバイクは700C、ミニベロは20インチ(406/451)、MTBやクロスバイクは26インチ・27.5インチなど。タイヤ側面の表記で確認する。
  • 前輪用か後輪用か:後輪用はスプロケット(ギア)側の形状に合わせてある。前輪に付けると横風の影響が大きく危険なので、基本は後輪用を選ぶ。
  • ブレーキ方式:リムブレーキは外周まで覆うとブレーキ面に干渉する。ディスクブレーキ車はローター側の逃げがあるか確認。
  • 取り付け方法:スポークに結束バンドやクリップで固定するタイプが多い。走行前にガタつき・擦れがないか必ず点検する。

ホイール自体を軽くしたい・速くしたいなら、カバーよりホイール交換のほうが効果は大きいです。ディープリムホイールの効果やカーボンホイールのメリット・デメリットもあわせて参考にしてください。

4.ホイールカバーを使って痛チャリを作る方法

では、ホイールカバーを使って痛チャリを作る方法について解説していきます。

自分の好きなアニメキャラクターなどを自転車に加えることで、目立つ痛チャリを作っていきましょう。

大まかな手順としては以下の通りです。

  • ①ホイールカバーを購入する
  • ②ステッカーのサイズを確認する
  • ③ステッカーのデザインを制作する
  • ④完成したステッカーをホイールカバーに貼る

では、それぞれのステップについて詳しく見ていきましょう。

①ホイールカバーを購入する

まずは痛チャリに使用するホイールカバーを購入してください。

ホイールカバーはドッペルギャンガーが定番です。

ホイールカバーを選ぶときは自分のロードバイクに使えるものを選ぶ必要があります。

ホイールサイズや取り付け部分などをきっちり確認しないと、購入後に取り付けできないことに気がつくといったトラブルが起きてしまうので注意してください。

②ステッカーのサイズを確認する

次に、購入したホイールカバーを採寸して、痛チャリをデザインするステッカーのサイズを確認しておきます。

カバーの直径や中心の穴の採寸を行い、どういった大きさのステッカーを使用するのかを厳密に把握してください。

③ステッカーのデザインを制作する

サイズが把握できたらステッカーのデザインを制作していきます。

画像編集ソフトなどを利用して、使用するサイズに合ったデザインを決定していきましょう。

キャラクターの配置やホイールの形状に合ったデザインを上手く決めてみてください。

また、実際にロードバイクに取り付けた際、シートステーやチェーンステーとキャラクターが被らないかなども計算した上でデザインしていきましょう。

④完成したステッカーをホイールカバーに貼る

デザインが完了したらステッカーに出力して、ホイールカバーに貼っていきます。

貼る際はシワができないように慎重に行いましょう。

ステッカーを貼ったら、ホイールカバーを後輪に取り付けて完成です。

ホイールカバーのよくある質問

Q. ホイールカバーでレースに出られる?

後付けのホイールカバーは大会規則で禁止されていることがあります。TTやトライアスロンで使う場合は、必ず大会の競技規則・機材規定を事前に確認してください。

Q. 前輪にも付けていい?

前輪をディスク状にすると横風でハンドルを取られやすく危険です。プロのTTでも前輪はスポークやバトンホイールが基本なので、一般道では前輪への装着はおすすめしません。

Q. どれくらい重くなる?

製品によりますが数百グラム程度の増加が目安です。ヒルクライムなど軽さが重要な場面では外しておきましょう。

Q. 見た目をかっこよくしたいだけなら?

カバー以外にも、リムハイトやカラーでホイールの印象は大きく変わります。ホイールは見た目で選んでもいい理由も参考にどうぞ。

5.まとめ

ホイールカバーの種類や使用目的について解説しました。

空気抵抗を軽減するためのアイテムではあるのですが、実際には痛チャリを始めとする自転車をデザインするためのアイテムとして使われる方が多いようです。

ロードバイクは機能性も重要ではありますが、ファッション性も大事にしたいですよね。

街乗りやポタリングなど緩く走る目的であれば、ホイールカバーのようなアイテムを使って自分好みのロードバイクを仕上げてみるというのもおすすめです。