4iiii(フォーアイ)の片脚計測タイプのパワーメーターを購入したのでインプレッションします。
4iiiiパワーメーターの種類
4iiiiのパワーメーターにはいくつか種類があります。
自分が買ったのは片脚計測タイプでコインバッテリー仕様の「PRECISION」でクランクはDura-Ace 9100です。
→Wiggleで4万円くらいです
→PROBIKEKITも同じくらいです
105のグレードから取り揃えているのでパワーメーター初心者の方でも導入しやすいですね。
両足計測タイプ
4iiii PRECISION PRO
- 左右クランク付き
- コインバッテリー仕様
- シマノDura-Ace 9100、シマノUltegra 8000、シマノ105 7000
片脚計測タイプ
PRECISION / Podiiiium
- 左クランクのみ
- コインバッテリー仕様(PRECISION)
- 充電式仕様(Podiiiium)
- シマノDura-Ace 9100、シマノUltegra 8000、シマノ105 7000、シマノGRX RX810(グラベル用・PRECISIONのみ)
片脚計測タイプを購入した理由
以前はパイオニアの両足計測タイプのパワーメーターを使っていたのですが故障してしまったので4iiiiの片足計測タイプのPRECISION (コインバッテリー仕様)に変えました。
なぜ両足タイプから片脚タイプにしたのか?ですが理由は以下の通りです。
かなり安くパワーメーターを導入できるから
パワーメーターの相場というと大体10万円くらいが相場ですが4iiiiの片脚タイプのPRECISION(コインバッテリー仕様)ならWiggleなど海外通販サイトを使えば3万円を切る価格で購入することも可能です。
とりあえずパワーメーターを導入してみたい人や走行後に「どれくらいのパワーだったかな?」とか「どれくらいのTSSだったかな?」程度を知りたいだけの人なら片脚タイプでも十分使えます。
ペダリングの分析はしないから
シマノのパワーメーターはペダリングのベクトルを分析ができますが自分はベクトルの分析はしていません。
また4iiiiの両足計測タイプならベクトルは分析できませんが両足の左右パワーのバランス、トルク効率、ペダルスムーズネスの分析ができるのですが片脚計測タイプはできません(一応表示はされますが左だけではあまり意味はないと思います)
自分はトルク効率やペダルスムーズネスも特に気にしていないので片脚計測タイプで問題ありません。
左右パワーのバランスが分からないのはどうするの?
片脚タイプだと左右パワーのバランスが分かりません。
ペダリングのパワーに左右差があるとパワーが上振れしたり下振れしたりします。
しかし4iiiiには左右のパワーを調整できる「スケールファクター」という機能があるので左右差の比率が分かれば調整ができます。
両足計測のパワーメーターなどで左右差の比率を調べて調整すれば大体OKというわけです。
調整の範囲は50%〜150%の間で行なえます。たとえば左右差が45%:55%で左が5%弱い場合は1.05(105%)を設定します。
スケールファクターは4iiiiのスマホアプリをインストールするとパワーメーターをBluetoothで接続ができるのでアプリを使って設定します。
「◯Wで◯分」のようなトレーニングをするなら両足計測のタイプまたはスマートトレーナーでやったほうがいい
パワーを指定してメニューをこなすような練習をしたい場合は左右差によるパワーの上振れや下振れが起こらない両足タイプまたはスマートトレーナーで実施したほうがいいでしょう。
片脚タイプだと左側にセンサーがあるため左側を強く踏めばパワーが高く出ます。
なので無意識にパワーを高く出そうとしてしまいペダリングが左にどんどん寄っていってしまう可能性があります。
4iiiiの精度はなかなか良さげ
スマートトレーナーのWahoo キッカーコアのパワーと4iiiiの片脚タイプのパワーを同時に記録して比較してみましたが一致率は高めでなかなか精度が良いと思います。
20分平均と60分平均のパワーについてはなんと誤差が0%でした。
4iiiiの片脚計測のパワーメーターはこういう人におすすめ
- とりあえず安くパワーメーターを導入したい
- ペダリングの分析はできなくてもいい
- サイコンに表示されるパワーを見て楽しみたい
- ライド中に平均パワーを見てペース配分に使いたい
- ライド後に大体のパワーやTSSが分かればいい
- パワトレはしない、または、スマートトレーナーや両足タイプのパワーメーターでパワトレをしている