ロードバイクに乗っている中で「カーボンホイール」に憧れを抱いたことがある人も多いのではないでしょうか。
アルミホイールにはない軽さや見た目のカッコよさ、装着するだけで速くなったような気持ちになれる充実感が魅力ですよね。
しかし、「カーボンホイールってどれを選べばいいの?」とお悩みの方も多いはずです。
そこで今回はカーボンホイールについて選び方やおすすめのホイールを紹介していきます。
カーボンホイールを使うメリット
カーボンホイールを使うメリットとしては以下の3点が挙げられます。
- ディープリムでも軽量
- アルミホイールよりも軽くヒルクライムで有利
- 剛性が高くパワフルな走りも可能
では、1つずつ詳しく見ていきましょう。
メリット①ディープリムでも軽量
カーボンはアルミよりも軽い素材なので、リムハイトの高いディープリムを採用しても、ホイール全体の重量を軽いままにすることができます。
ディープリムだと全体的に重たくなる印象が強くなりますが、カーボンホイールであれば前後で1500g以下のディープリムホイールも実現できます。
ディープリムによる空力性能を得ながら、軽量性においてもアドバンテージが得られるのが魅力です。
メリット②アルミホイールよりも軽くヒルクライムで有利
シンプルにカーボンホイールは軽量に作られているため、ヒルクライムで有利に働きます。
上り坂では重力の影響によって重量が負荷に直結するため、少しでも軽いパーツを使うことが重要となります。
そういった意味では、より軽いホイールとしてカーボンホイールを使うのはとてもおすすめです。
メリット③剛性が高くパワフルな走りも可能
カーボンは軽いだけでなく、高い剛性を出すことができる素材でもあるため、ペダルを踏んだパワーを逃さず推進力に換えるパワフルさも得られます。
平地をガシガシと突き進んでいくパワー系のライダーにとっては、自分の力を存分に発揮してくれるパートナーになるはずです。
カーボンホイールのデメリット
カーボンホイールを使うデメリットとしては以下の3点が挙げられます。
- 価格が高い
- リムブレーキだとブレーキが効きにくく熱に弱いラテックスチューブが使えない
- 補修がしにくい
デメリット①価格が高い
カーボンホイールはアルミホイールに比べて全体的に価格が高いです。
性能や重量にもよりますが安くても10万円以上、高価なホイールだと30万円以上するものもあります。
それに比べてアルミホイールは10万円未満で買えるものも多いです。
デメリット②リムブレーキだとブレーキが効きにくく熱に弱いラテックスチューブが使えない
リムブレーキのバイクではカーボンホイールは使いにくいのがデメリットです。
どうしても制動力がアルミホイールに比べると劣ります。雨の日などリムが水で濡れるとかなり落ちて危険です。
またリムブレーキでブレーキを長時間かけるとリムが熱を持ちリムが変形したりするリスクがあります。同様の理由で熱に弱いラテックスチューブもリムブレーキでのカーボンホイールでは熱で破裂する可能性があるため使えません。
デメリット③補修がしにくい
カーボンホイールは衝撃で破損してクラックが入ったり割れたりします。
クラックは程度により補修が可能ではありますが耐久性がどうしても落ちてしまいます。
またブレーキによる熱で変形した場合は補修も不可能です。
カーボンホイールの選び方
カーボンホイールの選び方について解説していきます。
主に以下の5つのポイントから選んでみてください。
- リムハイトで選ぶ
- ブレーキシステムで選ぶ
- タイヤの種類で選ぶ
- スポークの本数やハブで選ぶ
- メーカーと予算で選ぶ
では、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
選び方①リムハイトで選ぶ
カーボンホイールは重量によるアドバンテージがあるため、リムハイトを自由に選べるというメリットがあります。
基本的にリムハイトが高いほど、平地巡行での空力性能が高くなるのですが、横風からの影響を受けやすくもなります。
リムハイトが低いと踏み出しが軽くなったり、ホイール全体が軽量な分ヒルクライムで有利に働いたりといったメリットが得られるでしょう。
自身のスタイルに合わせてぴったりなリムハイトを決めてみてください。
用途別にリムハイトをオススメするならこんな感じです
- ロングライド、ロードレース、クリテリウムなら50mm〜
- 富士ヒルなど斜度が5〜6%までのヒルクライムなら35〜50mm
- 斜度が6〜7%以上のヒルクライムなら35mm以下
選び方②ブレーキシステムで選ぶ
ロードバイクのブレーキには「リム」と「ディスク」の2種類があります。
ホイールは自分が使っているブレーキシステムに合ったものを選んでください。
また、カーボンホイールを使うのであれば「ディスクブレーキ」が圧倒的におすすめです。
リムブレーキだとブレーキをかけるたびにリムを擦って摩耗してしまうのですが、ディスクブレーキはそういったことがないので、寿命も長く使い続けられます。
選び方③タイヤの種類で選ぶ
クリンチャー、チューブラー、チューブレスの3つから選んでみましょう。
タイヤに関してはホイールを購入した後に合わせて購入すればいいので、基本的には好きなものを選ぶ形になります。
基本的な違いとしては、最もシンプルな設計でパンク修理などが容易な「クリンチャー」、最近主流になりつつあり転がり抵抗の低さが魅力の「チューブレス」、クラシックなスタイルでコーナーなどでの粘りに特徴がある「チューブラー」といった感じです。
選び方④スポークの本数やハブで選ぶ
ホイールを選ぶときにはスポークやハブにも注目してみてください。
各パーツに使われている素材やメーカーなどをチェックすると、さまざまな違いが見えてくるでしょう。
スポークの組み方や本数、形状によって空気の抜け方も異なるので、走り心地が微妙に異なってきます。
選び方⑤メーカーと予算で選ぶ
どのメーカーのカーボンホイールを購入するのかや、いくらまで出せるのかといったポイントも重要ですよね。
カーボンホイールだと基本的に10万円以上はかかりますし、高価なモデルだと50万円以上するものもあります。
あらかじめ予算を決めておかないと、金銭感覚がおかしくなってくるので注意してください。
まとめ
カーボンホイールの選び方やおすすめ商品について紹介していきました。
価格が高く手が出にくいイメージが強いカーボンホイールではありますが、最近はお求めやすい商品も増えてきています。
さらに、ディスクブレーキが主流になったことでリムを傷めずにブレーキングができるため、カーボンホイールを長く使えるようにもなっています。
スペックの高さやコスパ面でもカーボンホイールはとてもおすすめなので気になる方はぜひ購入してみてください。
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