FTPを計測する方法は色々ありますがZwiftでFTPを計測する方法を紹介します。
方法①ワークアウトの「FTP Tests」
1つ目はワークアウトの「FTP Tests」にある「FTP Test」か「FTP Test(shorter)」で計測する方法です。
これは一般的なコーガン方式と呼ばれる計測方法をベースにしたものだと思います。
初めに5分の全力走を行ってから20分の全力テストをして、20分の平均パワーに0.95をかけた値がFTPとして採用されるというものです。
王道の方法として有名ですが計測に慣れていない人や調子がイマイチな時に計測してもうまく全力を出しきれずに「FTPがポテンシャルよりも低くなってしまう」場合が多々あるのがデメリットです。
FTP Test
- ①20分のウォーミングアップ
- ②20秒ずつFTPの90%~130%まで上げるのを3セット
- ③5分の休憩(FTP60%)
- ④5分FTP110%
- ⑤10分の休憩
- ⑥FTPテスト(20分間)
- ⑦10分のクールダウン
FTP Test(shorter)
通常のFTP Testよりもウォーミングアップやクールダウンなどが短くなっていますが5分全力を行ってから20分のテストを行うのは一緒です。全体的に時間が短く済むのがメリットかと思います。
- ①5分のウォーミングアップ
- ②20秒ずつFTP90%~130%まで上げるのを1セット
- ③3分の休憩(FTP60%)
- ④3分FTP110%
- ⑤2分FTP120%
- ⑥6分の休憩(FTP55%)
- ⑦FTPテスト(20分間)
- ⑧5分のクールダウン
方法②ワークアウトの「Ramp Test」
Ramp Testは一定のペースでパワーを上げていって限界までパワーを上げきった所で終了、ラスト1分の平均パワー(MAPと言います)に72%~77%をかけた値をFTPとして採用する方法です。
20分TTの測定よりも「苦しい時間」が短く済むのがメリットですがやはりこれも初心者は「限界まで追い込めない」ため計測基準となるラスト1分のパワー(MAP)がポテンシャルよりも低くなりFTPも低くなってしまうという事があります。
Ramp Test
- ①5分のフリーライド
- ②FTP100%で1分、その後1分ごとに10%ずつ負荷が上がっていって維持できなくなったら終了
- ③10分のクールダウン
【おすすめ】方法③ZwiftのFTP向上探知機能
Zwiftにはライド中のパワーからFTPを検知してくれる機能があります。
おそらくですが20分の平均パワーに0.95をかけた数値が現在のFTPよりも高ければ「FTP向上を探知しました」というメッセージがライド終了後に表示されるのです。
このFTP向上探知機能の最大のメリットは「つらいFTPテストをわざわざしなくてもいい」ということです。
いやいや、そもそも20分の最大パワーを出さないとFTP向上を検知しないんだからツライのはツライんですがライド中に無意識に出した20分の最大パワーとテストをして出した20分の最大パワーだと前者のほうが無意識に出しているため同じツラさでも計測よりもツラくないのです。
おすすめはレースやミートアップで自分よりも速い人達と走って必死に着いていく事です。
そうすればアドレナリンも出て無意識にポテンシャルを発揮できるし無我夢中で走っているだけで計測できちゃうのです。
ということで普段ワークアウトやグループライドしかしてない人はたまにレースやミートアップに参加して速い人達に引きずり回されてみましょう!