ロードバイクで走るときにサングラスを着用する人も多いでしょう。
日光から目を保護したり、風やホコリが入ってくるのを防ぐことができます。レンズの色にもよりますがサングラスを着用すると視界が暗くなります。
その際、トンネルなど一時的に暗い場所を走ると危なかったりもします。サングラスを着用しながら走って、トンネルを通過する時はどのように対応すればいいのでしょうか。
今回はサングラスを着用してロードバイクで走る時にトンネルを通過するときの注意点や対策方法をまとめていきます。
【初めに】サングラスはメリットもあるが注意点もある
ロードバイクで走る際、サングラスを着用するメリットとしては以下の2点です。
- 日光から目を保護する
- 風やホコリが目に入るのを防ぐ
サングラスのレンズの種類にもよりますが、ロードバイク用のものの多くには「偏光レンズ」といって日光や強い光を遮ってくれる機能があります。
詳しく解説すると偏光レンズによって紫外線や乱反射光を通さず目を保護しながら視界の確保につながります。
偏光レンズが搭載されていないとレンズの色をより濃くする必要があり、それでは日光から目を保護するというメリット以上に視界が暗くなってしまうので危険です。
また、ロードバイク用のサングラスは走行中に風やホコリが目に入らないような形状をしています。目の周りを覆うような形状をしており、メガネのような形をしたサングラスとは異なります。
これらのメリットがあるサングラスですが、注意点も抑えておく必要があります。それはトンネルなどの暗い場所を走るときにあります。
トンネルでは一時的に視界が暗くなってしまいます。道幅も限られており、車の音も反響して大きくなるので後続車の位置を掴みづらくなってしまいます。車側としても前を走っている小さなロードバイクのテールライトを視認するのは一般道よりも難しいはずです。
となるとトンネルを走行中に事故が起きる可能性が高まってしまいます。その上暗めのレンズをしたサングラスによって視界が若干暗くなっているのでリスクも上がってしまうでしょう。
簡単な対策としてはサングラスを外して走るという方法もありますが、度付きのサングラスを着用している人は逆に危なくなってしまうかもしれません。
歩道が設置されていればそちらを走ることもできますし、比較的明るいトンネルであればそこまで危ないわけではありません。しかし、全てのトンネルが都合よくできているわけではないため、サングラスを着用してのトンネル走行は最大限の注意を払わなければいけません。
トンネルなどの暗い場所に対応できる【調光レンズ】がおすすめ!
トンネルを避けて走るというのも1つの手ですが、いつもそれができるわけではありません。走っていればルート的に避けるのが難しいトンネルもあるでしょう。
そのような際にできる対策として挙げられるのが「調光レンズ」が備わったサングラスを着用することです。
調光レンズとは紫外線量に応じてレンズの濃度が変わるという機能を持ったレンズを指します。つまり、屋外の明るさに合わせてレンズの濃さが変化することによって最適な視界を確保することが可能になります。
通常の道を走っている時にはレンズが濃くなり日光を遮ってくれる一方で、トンネルなどで暗くなった際にはレンズが薄くなり快適な視界を確保できます。
調光レンズを導入すればトンネル走行のリスクを下げることが可能です。ロードバイク用のサングラスを購入する時はぜひ「調光レンズ」の有無をよく確認してみましょう。
調光レンズ対応のおすすめサングラスメーカーは?
調光レンズを搭載しているサングラスを扱っているメーカーを紹介していきます。サングラスで目を保護したいけど、トンネルを走るのは怖いという人は検討してみてください。
① OAKLEY(オークリー)
数多くのプロ選手が愛用しているロードバイク用サングラスのトップブランドです。デザインもかっこよく、オークリー独自のレンズ技術によってどんな場所でも最適な視界を確保することができます。
② OGK KABUTO(オージーケーカブト)
日本のサングラスブランド「OGK」は日本人の顔の形に合わせたデザインに特徴があります。日本人の顔にフィットすることをコンセプトに作られているので、フィット感で選ぶならこちらがおすすめです。他のブランドと比べて価格が比較的リーズナブルなのもいいですね。
③ 100%(ワンハンドレッド)
プロの自転車ロードレースチームにも機材提供を行なっているブランドです。目の周囲を大きくカバーできるレンズが特徴的で日光だけではなく、風やホコリからのガードもバッチリです。調光レンズを搭載したモデルもあるのでいつものサイクリングでも安全を確保することができます。
④ SWANS(スワンズ)
100年もの歴史を持つ日本ブランドのサングラスです。こちらもOGK同様に日本人の顔の形に合わせて設計されているのでフィットするかどうかの心配がいりません。購入する時は必ず試着した方がいいのが、サングラスですがこちらのメーカーなら心配ないでしょう。
⑤ RUDY PROJECT(ルディプロジェクト)
イタリアのサングラスメーカーでもある「RUDY」。長い歴史のある老舗でプロ選手にも幅広く愛用しています。また、日本自転車ロードレース界のトップランナー新城幸也選手もこちらのブランドを愛用しています。
まとめ
サングラスを着用してトンネルなどの暗い道を走る時は無理せず安全を確保していきましょう。サングラスを外して走る、歩道を走る、調光レンズ搭載のサングラスを選ぶなど対策はいろいろあるのでぜひ実践してみてください。