パワーメーターによる弊害 | アフログ

パワーメーターによる弊害

パワーメーター

パワーメーターを導入してからもうすぐ1年。

パワーメーターがあると自分のフィジカルやトレーニング量などを分析できてとても楽しい。

けど、なんでもかんでもパワーメーター基準にしてしまうとちょっとした弊害が。

季節や練習量・質、コンディション、環境、メンタルなどによって出せるパワーには波がある。

パワーが上がっていく時は(嬉しいので)自分の出せるパワーの基準(FTPなど)を上げていくが、パワーが下がっていく時にはその基準をなかなか下げない(弱くなっている感じがするので下げたくない)。

このせいで出せないパワーを出そうとしてレースでオーバーペースになったり、トレーニングできつ過ぎてメニューを完遂できず中途半端に終わってしまったりする。

で、自信を失いメンタルをやられ「○○wも出てるからキツイはず!」と逆に出せるパワーも出せなくなったり。

出せるパワーは日やコンディションによってかなり差があるということを理解することと、レースやトレーニングではなるべく身体の声を聞いて負荷をかけてやり、パワーはその結果として受け止める事が大事。(と最近思っている)

例えば自分の現在設定しているFTPは過去に出した最大パワーから算出した240wだが、ローラーなどで20分ほど240wを維持しようとするとキツイ。

FTPだから1時間いけるはず。と思ってスタートから240wで入るとタレにたれて230wとかになる。(いける日もあるが)

なぜだ!?FTPなんだから1時間維持できるはずなのに20分でこんなにキツイわけない!とか思ってしまう。

これは疲労がたまっていたりコンディションが悪かったりアップが足りなかったり時間帯が悪かったり練習不足でフィジカルがダウンしているからといった様々な原因があるので当たり前なのだが本人はあまりそこに気づかない。(フリをしている?)

なのでパワーはあまり気にせず身体や脚の感触を頼りに最大限出し切れるように回す。と、思ったよりパワーが出たりする。(大体ビルドアップ的にパワーが上がっていく)

パワーメーターは「自分の調子や練習成果を確認するためのもの」くらいで扱うほうが良いかもしれないデスネ。